すき間家具、すき間棚(リビング用、台所用、寝室用、洗面所用)、オーダー家具、設計のポイント、コツ。
すき間家具(棚)と言っても、台所や、デスク横、洗面所、リビング、玄関など、様々な場所で、必要となります。
すき間は、それぞれの場所で、幅、奥行き、高さが、違います。
そんな、すき間を、きれいの埋め込み、設置できるのが、オーダー(特注)で作る、本当の、すき間家具、すき間棚という事になります。
すき間家具の、設計ポイントは、下記のとおりです。
隙間スペースを測って、外寸法を決めましょう。
①まずは、すき間の、幅スペース。
ぴったりでは、せっかく作ったすき間棚が、入らなくなり、大変な事になります。
ある程度、余裕が必要です。
狭い棚でしたら、幅は、最低でも、5mm程度は、小さく作る必要があります。
これは、スペースが、必ずしも、真っすぐだったり、直角ではない場合があるからです。
幅は、手前の幅の上と下、奥の幅の上と下、つまり、4カ所測る必要があります。
5mmの余裕があれば、少しのゆがみなら、たいていは入ります。
幅の広い棚、例えば、600mm以上でしたら、5~10mm程度の余裕が必要になります。
②高さは、どうでしょう。
高さは、上に空間があれば、特に問題はありませんが、地震対策が必要な場合があります。
天井までの家具ですと、10mm位小さくする必要があります。(後壁止めなどの場合)
地震対策板の場合は、23mm小さくする必要があります。
③奥行は、ご自分の好みの奥行で、設計してください。
飛び出しすぎない様、注意が必要です。
後に、建物巾木があり、壁に、ぴったり付けたい場合は、巾木避けカットが必要になります。
④次に大事なのは、内寸です。
今度は、せっかく、スペースに入ったとしても、中に入れる物が入らないと何にもなりません。
内寸の確認も、とても大事な事です。
内寸が良くわからない場合は、お問合せで、ご確認ください。
⑤地震対策は必要?
左右に、棚を支える物が無ければ、スリムな棚は、倒れる恐れがありますので、それなりの、地震対策は必要です。
後壁に止めたり、別途、地震対策板が必要になる場合があります。
詳しくは、「家具の地震対策・壁への固定方法10のポイント」をご覧ください。
ご質問、疑問、ご相談がありましたら、すぐにお問合せ下さい。お電話でも構いません。(土日祝可)
【オーダーすき間家具、すき間棚の、製作例とポイント】
究極のスリムすき間棚は、天井までのよくばり収納
究極のスリムタイプの隙間棚です。
こんなにスリムな隙間棚、市販品で見かけたことありますか?
Lide「リーデ」では、どんな狭い隙間でも、サイズにピッタリと合わせて、隙間棚を制作いたします。
この例は、洗面所の、洗濯機の隙間に設置する棚です。
洗面所は、小物が多いので、この様な、スリムな棚でも、かえってスッキリ片付くという利点があります。
この例は、天井までの棚で、写真では見えませんが、地震対策をしてあります。
天井までですので、上下のつなぎ棚となっています。
下のすき間家具だけ、奥行を深くし、大きなものの収納しています。
この例では、天井までの高さの、上下2分割にしてあります。
圧迫感や、上の棚の物は取りやすくするため、下の棚の奥行を深く、上の棚の奥行を浅くしてあります。
ドア付きスリムすき間棚は、ホコリ避けの、台所収納棚
こちらは、台所用の、扉付きタイプの隙間棚です。
台所用なので、食器や、食品を入れる所から、ドア付きしてあります。
見た目もスッキリしますし、ホコリも入りません。中の幅は狭いのですが、物が倒れにくいという特徴もあります。
ドアは、90度に開きますので、問題はありません。
このオーダー家具は、床置きですので、必ず、家具の巾木も付けておきたいものです。
洗面所、洗濯機置き場の、3枚ドアたっぷり収納すき間棚
3枚扉付き、洗面所すき間棚です。
洗面所では、限られたスペースに、いかに上手に収納を作るかがカギです。
オーダー家具のすき間棚では、奥行きが深く作れるので、収納がっぷりできるのがポイントです。
3枚ドアにしたのは、タオルなど、整理、分類してきっちりおけるメリットから、この様な設計になりました。
洗面所のオーダーすき間棚は
これも、洗面所、選択置き場の、オーダー(特注)すき間棚です。
よく見ると、側板右下に、欠き込みがあります。
これは、事情から、洗濯機排水ホースを、またぐためのものです。
そして、下は、底板を上げて、そこに、体重計を収納できる工夫がしてあります。
この様に、かゆい所に、手が届く設計が出来るのが、オーダーすき間棚のいい所なのです。
直線引出しのワゴン型、オーダーすき間棚。台所などで最適。
真っすぐに引き出す、キャスター付すき間家具、棚は、ポイントは、直進キャスターを使う事です。
真っすぐにしか動かない、キャスターです。
普通のキャスターの様に、くるくる回らないので、この例の様に、真っすぐ引き出したい時に、最適です。
すき間に、真っすぐ収納する事により、中の物が、見えなくな炉隠せる事。
奥行が深くても、奥の物を取り出しやすい事、掃除もしやすい事、引出しに比べ、安くできる事が挙げられます。
台所などで、調味料や、食品を、常温でしまっておける収納棚として、最適な設計です。
シンクに合わせた、食器洗い置き台、兼用の台所すき間棚
シンクの高さに、ぴったり合わせたくても、スッキリ、ぴったりと合うすき間棚は、市販品では見つかりません。
この例では、シンクの高さぴったりで、ドア付きの、すき間棚になっています。
こうする事で、シンクの高さだけではなく、奥行も、シンクに合わせられる為、奥行の深い、収納たっぷりの、台所すき間棚となるのです。
台所は、何かと、収納必要になってきますので、貴重な、収納家具として、重宝しそうです。
この例では、下にキャスターを敷いて、移動ワゴンとしても、使える工夫もしてあります。
天井までの、台所用、オーダーすき間家具、すき間棚
天井までの台所すき間家具。
天井までの家具に、抵抗ある方もあるかと思いますが、天井までの家具は、実にたっぷり収納できるメリットだけではありません。
仮にこの位置に、普通の、例えば、高さ、180センチの、家具を置いてみたとしましょう。
設置後は、どうなりますか?
たぶん、家具上は、物置状態になります。
段ボールや、むき出しの、鍋、予備のティッシュボックスなど、雑多で見苦しくなる事、請け合いです。
又、家具の上は、ホコリだらけになり、掃除もすべてどかさないと、行き届きません。
ここに、この様な、天井までの、しかも、ドア付きに家具を置く事により、これらの問題は、スッキリ解決します。
和室、床の間に、ぴったりと入る、オーダー(特注)すき間家具を作って、設置した。
これぞすき間家具です。
普段使わない、和室の床の間を、見事に埋めました。
幅、奥行き、高さとも、ぴったりサイズで、とてもここが床の間だったとは、想像できなくなりました。
そして、もう一つのポイントは、床の間の、上前に、下がり壁があるので、それを隠しスペースとして活用した事です。
ここまでの、設計は、お見事としか言いようがありません。